先輩社員の一日
新たな製品の量産化と
生産ラインの安定稼働を実現する
2011年入社/ 工学部 電気電子工学科卒㈱ソミック石川
加工組立生技部 第2生準室 主任 S.E
「生準」という言葉は聞きなれないかもしれませんが、新たな“生”産を“準”備するということです。新しい製品の生産がはじまるときに、量産基盤を作り上げるのが私の役割です。生産コストと生産技術の面から、希望の売価を実現できるよう生産設備を整えます。内製化を強みとするソミックには内製設備を作る自社工場もあり、お互いによく連携を取って生産準備を進めています。既存の製造機器を改造して使いやすくする“技術屋”としての仕事もあります。
ソミックに入社したきっかけは?
自動車業界で働ける喜び
私が就職活動を行った2010年は、いわゆる就職氷河期の時期でした。2008年に起きたリーマンショックの影響が尾を引き、企業の採用人数が減っていました。なかなか内定がもらえない中でも努力を続け、最初に採用のお返事をいただけたのがソミックでした。
父が自動車関連の企業に勤めていることもあって、自動車業界には親近感を持っていました。ソミックの名前も父から聞いたことがあり、企業研究をしました。調べてみると規模が大きく、安定して働ける会社だとわかり、受けてみたい気持ちが高まっていきました。
入社後に印象に残っているエピソードは?
異国の地で生産ラインを立ち上げ
生準室に配属が決まった当時は、まったくと言っていいほど仕事のイメージが湧きませんでした。
この10年を振り返ると「ひたすらに走ってきたな」という感想です。学生時代に学んでいたのが電気の分野だったので、機械については仕事をしながら学びました。配属3年目に中国の生産拠点に納入する機械の生産準備担当になりました。中国の拠点に出張し、現地で新たに立ち上がる製品の生産ラインを受け持ったのですが、これまでの経験を頼りに異国の地でも何とか生産ラインを立ち上げられたときは本当に嬉しかったです。
この仕事のやりがいと、今後のビジョンは?
後輩の成長が自分の喜び、お互いに切磋琢磨できる日を目指して
数カ月から数年のスパンで生産を準備していく仕事なので、生産ラインが無事に立ち上がり不具合もなく稼働するようになったときに今までの苦労が報われてやりがいを感じます。今は主任という役割を任せていただき、後輩を育てる立場にもなりました。成長を応援してきた後輩が独り立ちして、お互いに切磋琢磨できるようになるのが夢です。
また、後輩の成長に向き合う中で、自分自身のスキルアップがどれだけ必要なのかを日々感じています。これまで機械の仕事に携わってきましたが、これからは改めて大学で専攻していた電気の分野でもスキルを積んで仕事の幅を広げていきたいと思います。
ある1日のタイムスケジュール
- 07:00
- 起床
- 8:20
- 出社 メール確認、庶務
- 09:00
- 資料作成、治具設計
- 10:30
- 生産現場の巡回
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 新製品についての社内打ち合わせ
- 15:00
- 資料作成、治具設計
- 19:00
- 退社
- 20:00
- 夕食
- 20:30
- 趣味の時間 YouTubeで釣りの番組を楽しみます。
- 23:00
- 就寝