夢への扉

その42 新理念 キーワード1「人のつながり」編

今月から何回かにわたって、今作っている新しい理念の中でカギとなる言葉を紹介していきます。
 
 
新理念 キーワード1「人のつながり」編
 
2月は、旧暦で「如月・きさらぎ」と呼ばれます。「如月」は中国で2月を表す漢字ですが、読み方の「きさらぎ」は、まだ寒さが残るため衣服を更に着るという「衣更着」、また周りが陽気になり新しい気が来るという「気更来」など、言われはいくつかあるそうです。
 
 さて、今年はいよいよソミックが創業100周年を迎える年です。この100周年を機に、只今「夢の木委員会」のメンバー9名と役員と共に新しい会社の理念を作っています。理念とは、会社が最も大切だと思っていること、すなわちソミックの価値観を表したものです。そこで今月から、今作っている新しい理念の中でカギとなる言葉、キーワードを紹介していきたいと思います。今月のキーワードは「人のつながり」です。
 
 
 ソミック石川の100年の歴史を考えた時に、この歴史を作り上げてきたものは、この「人のつながり」だと思います。100年もの長きにわたり企業が存続してこられたのは、ソミックの数多くの先輩たちが、後輩を家族のように育ててきた「先輩、後輩のつながり」、またお互いに教え教えられた「お客様、仕入れ先様とのつながり」、100年という長い歳月ずっとお世話になった「浜松という地域とのつながり」があったからだと思います。そして、これらの全てが「人のつながり」であると思います。この「人のつながり」こそが、ソミックが何よりも大切にしてきたものであり、自分たちもまた、次の100年へと受け継いでいかなくてはならないソミックの価値観であると言えます。
 
では、この「人のつながり」を、私たちはどうやって育て、育んで行くのでしょうか?私が思うに、それは常に相手のことを思い、行動にうつすこと、すなわち「思いやりの心」を持つことだと思います。皆さんが会社で行う全ての仕事は一人ではできません。皆さんには、仕事を教えてくれる先輩、皆さんを慕ってくれる後輩がいて、そして共に汗をかく仲間たちがいるからこそ仕事ができるのです。常にこれら仲間のことを思い、自ら行動を起こすこと、それが「思いやりの心」です。相手のことを思いながら挨拶をする、自ら心を開き笑顔で話しかける、困っている人がいれば自ら手を差し伸べる、そういった一つひとつのことを行動に移すことから「人のつながり」が始まります。また、仕事以外のクラブやレクリエーションで新しい仲間を作っていくことも、「人のつながり」を育てていく大切なことだと思います。同じ人生ならば、一人でも多くの人とつながっている方がきっと楽しいと思います。
 
皆さんが作っているボールジョイント、この「JOINT」の意味は、継ぎ目、継ぎ手、すなわち「つなぐ」です。皆さんも、今自分の周りのどんな人とつながっているのか、これからどんな新しいつながりをつくり、それを自らの手でどう育んでいくのか、是非考えてみてください。これが、次の100年です!