夢への扉

その34「神様と言霊」編

 6月は、旧暦で「水無月」と呼ばれます。梅雨に入った6月に「水無月」というのも変な気がしますが、「水無月」の語源は旧暦での梅雨明けになり、「水の無い月」という意味の他に「水の月」という意味もあり、そのいわれは諸説あるそうです。
 
 先月15日、我々の新しい工場となる豊岡工場の地鎮祭がありました。「地鎮祭」とは、建設を始める前に、土地の神様を鎮め、建設工事の無事を祈る儀式です。当日は、浜松八幡宮から神主さんが来られ、修祓(しゅばつ)、降神(こうしん)、献饌(けんせん)、祝詞奏上(のりとそうじょう)、四方清祓(しほうきよめばらい)、地鎮(じちん)、鎮物埋納(しずめものまいのう)、玉串拝礼(たまぐしはいれい)、撤饌(てっせん)、昇神(しょうしん)を行いました。
  
 
 インドネシア(SMI)の工場の地鎮祭は経験したことがありますが、日本での儀式は自分にとって初めてであり、何が何だか分からないながらも神聖な気持ちになりました。
日本の神道は、キリスト教や仏教のような一神教ではなく、日本の豊かな自然の中の至る所に神が臨在しているという考え方から成り立っています。「八百万(やおよろず)の神」の「八百万」とは、「たくさん」という意味であり、日本には神様が数多く存在しているそうです。
 
 ところで、この記事を読んでいる皆さん、あなたは神様を信じますか?
神様を信じる人も、信じない人もいるかと思いますが、最近の読んだ本に、「人生、丸ごと運である」と書いてありました。ただ運を引き寄せるために「神頼み」をするかというと、そうではなく、運を引き寄せるためには、一人ひとりが持つ思いや夢を言葉に出すことが大事であり、この言葉そのものが運を引き寄せてくれるのだそうです。運というものは偶然によるものではないということです。
 「うれしい!」「楽しい!」「感謝!」などといった言葉を常に発していると運が近づき、すると自分の行動が変わり、周りを変えていくのに対し、逆に「でも…」「だって…」「ツイてない」「オレじゃない」「オマエのせい」などといった言葉は頭の中だけをぐるぐると回り、その人の行動を止めてしまうのだそうです。前向きな言葉が行動へつながるエネルギーを持っているのに比べ、後ろ向きな言葉ばかり言う人は「ドリームキラー」と呼ばれ、人の夢をつぶしてしまうそうです。
スポーツも同じだと思います。私はゴルフをやりますが、「池に入る、池に入る…」と思うと本当に池に入ってしまうもので、ショットで大事なのは、良いショットのイメージをつくり、そのイメージを言葉にして発する、すると身体はその通りに動いてくれるそうです。
 そして本は、こう締めくくられていました。「人の想いや夢を言葉に発することで、その言葉が行動を変えていくばかりでなく、周りの人々を惹きつけ、周りの人々に影響を与えていく」と。
「言葉は“言霊”、これは人間だれもが持つ魔法である」と。
 
皆さん、神様を信じます? 言霊を信じます?