夢への扉

その90「変わる② 」編

新年の挨拶で話した今年のキーワードは「変わる」ですが、今月は先月に続き、もう少し「変わる」について話をしたいと思います。
 
100年に一度の大変革期と言われている中、ソミックも今年、組織を大きく変えていく予定であり、SMHD(ソミックマネージメントホールディングス)では、これまでにない技術開発やAI、ロボットの技術などにも取り組んでいきます。
 
「変わる」ための進め方とは・・・
●「変わる」① “vision & target”
「社長、変わる変わると言いますが、一体どのように変わるんですか?」と突然、会社で聞かれました。その通りだと思います。「変わる」には当然その狙いがあり、どのように変わりたいのか、何のために変わるのか、そこが大切です。そのためには、リーダーがビジョンを描き、なぜ変わるのかという目的とどう変わるのかという目標を打ち出し、メンバーと思いを共有することから「変わる」は、始まります。
 
●「変わる」② “Forecasting & Backcasting”
「変わる」の進め方には2つの道があると思っています。「Forecasting」と「Backcasting」です。「Forecasting」とは、今現在よりも少しずつ、一歩一歩前へ進んでいくという「改善」の考え方、「Backcasting」とは、まず将来のゴールを描き、そのゴールから現在へと逆戻りした道筋を書くことで進めていく「改革」の考え方です。変革期における、これからのカギは、改革となる「Backcasting」の考え方だと思っています。
 
●「変わる」③ “Just do it !”
「変わる」 を進めようとすると、いろいろと考え込むものです。考えているとネガティブなことばかりが頭に浮かぶ、でもこれでは何も変わりません。これまでやったことのないことをやるのに、多少のマイナスはつきものです。まずはやってみること、ひょっとすると、変わるということの本当の目的は、変えること自体なのかもしれません。逃げてはいけません!早くやれよ!Just do it ! です。
 
 
「変わる」ために大切なこととは・・・
■いつも明るく、楽しく
「変わる」ということは不安がともない、足がすくむものです。とすれば、常に明るく、楽しく踏み出すことです。失敗を笑い飛ばすぐらいでいきましょう!
 
■まずは受け入れる
新しいことをすることは、時に古いものを壊すということとなります。古い考えに決して固執することなく、違う考え、違う人たちを受け入れることです。
 
■変わることに慣れる
これからは何が起こるかわからない時代、そう考えると「変わる」ことに強い会社が本当に強い会社です。まずは「変わる」ことに慣れることです!
 
以上「変わる」でしたが、さあ皆さん、どんどん新しい自分に踏み出していくことで、変わっていきましょう!
 
 
<今月の本>
リストラなしの「年輪経営」 塚越 寛 著
さて今月の本は、「年輪経営」です。これは、知る人ぞ知る、伊那食品工業 塚越最高顧問の書かれた本で、有名なビジネス書です。
会社は社員の幸せのためにある」という言葉から始まり、「会社は、木が年輪を刻むように一歩一歩成長すべきである」という年輪経営の考え方が書かれています。経営指南だけではなく、働く目的や人生についても書かれた勉強になる本です。興味ある人はぜひどうぞ!
この本を読んで、やっぱり私の夢は、「家族のような会社」をつくることだと思いました!